ネオモバ高配当株分析 第7回は1952:新日本空調です
空調設備の設計・工事請負がメインですが、原子力発電所の空調設備なども手掛けています
空調設備といっても単なるエアコンではなく、半導体工場などで必要な高度にクリーンな空気環境を提供するといったような、大規模で高度な技術を要するものです
それでは分析をご覧ください
配当利回りは少し低め。増配回数も6回ですが、配当の伸びは悪くありません。
売上高も安定・ややジリ高ですが、近年営業利益率を大きく向上させることでEPSを大きく伸ばしています 経営の効率化に成功しているといえるでしょう ROEも10%に乗ってきました
自社株買いも規模は大きくないですが、まずまずの頻度で行っていますので株主還元の意識は低くはないです 配当方針の「または」条件を見ても、堅く安定した株主還元を意図しているように思います
総評ですが・・・なかなかに難しいですね
業績・配当は安定していますが、安定性を求めるなら時価総額が小さい気もします。経営効率化に成功し、これからが成長フェーズの本番ともいえるかもしれませんが、持続的な成長のためには海外比率を向上させるなども必要かもしれません
あえてこの規模の銘柄を持つなら、もう少し高い利回りか、大きな成長可能性が欲しい気がします
悪くはない銘柄ですが・・・「もっと魅力的な銘柄がありそう」というのが現段階での印象です よってC評価としておきます 十分な含み益が出たら売却も検討してよさそうです